サッポロが今年から展開している「NIPPON HOP」シリーズの第2弾が発売になったので、飲んでみましたよ~(ちなみに前作はこちら)
どんなビール?
サッポロホールディングス(株)のグループ企業であるサッポロビール(株)は、「サッポロ NIPPON HOP 偶然のホップ ゴールデンスター」を5月9日に全国で数量限定発売します。
本商品は、北海道上富良野でホップの試験栽培を開始してから2023年で100周年を迎えることを記念して本年から展開している、国産ホップを100%使用したサッポロ NIPPON HOP(ニッポンホップ)シリーズの第2弾商品です。このシリーズでは、「国産ホップで、ビールにもっとワクワクを。」をコンセプトに、国産ホップの知られざる物語と、そのおいしさを通じたビールの新たな魅力をお届けします。
公式リリースより
「ゴールデンスター」は、病気に強い優良なホップ品種を開発することを目指し、ホップの病気をテーマに研究する過程で、300ヘクタールの畑に育つ100万株のホップの中から偶然発見されました。新葉が黄金色に光り輝く、美しいホップです。
「サッポロ NIPPON HOP 偶然のホップ ゴールデンスター」は、国産ホップ100%のうち香り付けに「ゴールデンスター」を50%以上使用(注1)しており、瑞々しく爽やかな香りを感じられる味わいが特長です。
パッケージは、ホップをモチーフとしたロゴを大きく配置し、NIPPON HOPシリーズであることが一目で分かるとともに、ゴールドのベースとグリーンの帯のコントラストがプレミアムビールとしての上質な佇まいを表現しています。
「ゴールデンスター」だけがもつ物語とその味わいを、どうぞお楽しみください。
(注1)本商品には上富良野産ゴールデンスターを50%以上使用しております。
ゴールデンスターとは?
信州早生よりも優良な品種を開発することを目指し、新入研究員である森義忠さんが、ホップの病気をテーマに研究を開始。当時、ホップに関しては基礎的な知識しか持ち合わせていなかった森さんは、海外の文献を手あたり次第集めることから始めました。その中のイギリスの論文に、病気に強いあるホップ品種についての記載を見つけました。その品種は、「葉っぱが黄色い」 と書いてあったのです。
「日本でも同じようなホップがあるのではないか」と考えた森さんは、「黄色い葉っぱをもつホップは病気に強い」という仮説を確かめるため、「黄色い葉をもつホップ」を探すことを決意。ホップ組合の指導員に協力をお願いし、何年も畑をめぐっては、「黄色い葉をもつホップ」を探しました。しかし、そう簡単には見つからず、時が過ぎていきました。
ホップを探し始めてから実に4年後の1959年(昭和34年) 、ついに「黄色い葉を持つホップ」を発見。その時は、たまたまホップの“開花前”の畑に入ったそうです。そして実に契約栽培面積約300ヘクタール(東京ドーム64個分の広さ)、株数にして約100万株の中から発見されたこのホップこそ、後のゴールデンスターでした。苦労の末見つけたそのホップの観察を続けると、「信州早生」と同じ特徴を持ちながらも、病気にとても強いホップであることを突き止めました。ホップ農家の負担(農薬費用や作業)が少なくなる利点や、少ない肥料で栽培が出来ることもわかり、1969年(昭和44年)「ゴールデンスター」と命名されました。森さんがホップの研究を開始した1952年(昭和27年)から、実に17年後のことでした。
森さんが、約100万株の中から発見したゴールデンスター。花を咲かすと黄色い葉は緑に変わってしまうため、ホップが開花する前の畑に入らないと「黄色い葉をもつホップ」に出会うことはありませんでした。“より良いホップをつくり、届けたい”という研究者の執念が導いた 、まさに“偶然のホップ”であり”執念のホップ”なのです。
味の感想
「ゴールデンスター」というホップの希少さは分かりましたが、ホップの味に大きな特徴は無いように感じました。
もちろん非常にバランスの取れた美味しいビールですし、麦芽100%で雑味の無い爽やかな味わいになっています。
アルコールは5.5%と決して軽くは無いのですが、これからの季節に相応しくスッキリ、ゴクゴク飲めるビールだと思います。
コストパフォーマンス
コンビニ・量販店では、前作と同じくレギュラービールよりやや高い値付けになっていましたが、ネットではなぜか前作よりやや安く売られているようです。
例)350ml 24本の場合(2023 5/17現在)
- 楽天市場 5610円→5280円(始まりのホップ→偶然のホップ)
- Amazon 5498円→5209円
まとめ
「NIPPON HOP」の第2弾も前作と同じく、貴重なホップを使った綺麗な味わいのビールでした。
味やコスパだけじゃなく、歴史の重みを感じながら飲むのがこのシリーズの正しい味わい方なのかもしれません。
第3弾「希望のホップ」のリリース前に、「再会のホップ」という限定ビールのキャンペーンもやっているようなので、気になる方はどうぞ(私は2本購入したのにレシート処分してしまいました^^;)
- 香り 7点
- 苦味 7点
- コク 7点
- キレ 7点
- コスパ 7点
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